1. コラム
  2. オートボディプリンターはトラックのボディ全体を美しく変身させる

オートボディプリンターとは

大型車両を被う程の大きなインクジェットプリンターによりトラックなどへ直接印刷します。これまでフィルム貼りなどの手作業を挟むアナログな塗装・加飾プロセスのデジタル化に成功しました。

オートボディプリンターの仕組み

プリンター自体が印刷面を移動することで、全体に均一に印刷されます。インクを微細なノズルから噴射し、粘性の高い塗料を精度よく遠くへ飛ばします。上にスワイプして再生位置を細かく調整などし、精度の高いデザインを再現できます。

耐用年数と加工方法

ビジュアルの印刷に加えオーバーコート塗装を実施しています。オーバーコートとは、塗装の最終仕上げとして行なう透明な保護層のことです。塗装面を紫外線や汚れ、傷から守り耐久性を高める役割を果たします。これにより標準的に3年~5年の耐候性を有します。

●メリット

① 直接コストと間接コストの両方を削減

印刷したシートを張る工程のある方法は、その都度の工程コストを利用者負担にさせています。プリンターを購入済みで自社車両の塗装が終了し、有効利用で塗装を請け負う事業者に依頼すれば、張る作業を省き直接コストを削減。それに加え工程の短時間化により営業車両の休車日数を少なくすることで間接コストの削減も実現出来ます。

② 微調整力が高い

印刷したシートを張ってからはデザインの細かい修正は困難ですが、オートボディプリンターなら部分的な塗り直しが可能。立体物に直接塗りだしてから新たに判明することにも調整し対応可能。

●デメリット

① 初期投資

マシンが高額であるのとインクの乾燥や定着のため適切な温度と湿度の環境整備が必要です。操作技術やトラブル対応の知識を持ったスタッフも必要です。少ない車両台数のために購入するのはコストパフォーマンスが悪いと考えらますので、所有する事業者へ依頼するほうが良いと考えられます。

② 印刷部分の大きさ

車体自体が大きくても、社名やロゴだけなど小さい面積だけの塗装は合理的ではないかも知れません。カッティングシートなどの方法が良い場合があります。

直接印刷による高品質な仕上がり

塗装面の凹凸に自動追従するため、湾曲面や凹凸面、波板へも印刷可能です。非常に細かいデザインや写真を特殊なノズルで凹凸にも再現することができます。

消去や書き換えが可能

溶剤(アセトン)で拭き取り消去が可能です。素材の種類、状態などによって消去が出来ない場合もありますが、条件を満たせば何度でも描き換えが可能です。消した後は新たに別のビジュアルを印刷する事も出来ます。

印刷に必要な時間

印刷する内容や面積にも左右されますが、トラックボディ片面を約3~4時間でプリント可能です。

実際の使用例:成功事例の紹介

オートボディプリンターを用いたペイント事業社は北海道から沖縄まで全国的に展開。当社での実績はコチラ 。企業とのコラボレーション企画なども展開。

オートボディプリンターの優位性

トラックを夕方持ち込んで次の日の昼に出来上がるのでトラックの休車日数は、最短1日。よってビジネスロスを少なく出来る。

市場動向

トラック、バスなどの大型車両に加え壁面、シャッター、工事現場のカーテンといった展開例があります。

システムを小型化することにより乗用車に対応した例もあります。確かなプリント技術があるからこそ様々な応用が進むのかも知れません。

元々は当社がペイントを一新したのは、荷主様や運転手に好感を持ってもらえるようにと言う願いからでした。情報発信の重要性を感じ、最新の塗装プリンターのオートボディプリンターを購入したのも契機となり企業イベントへの協賛活動も行うようになりました。こうした経験を元に同じような考えを持たれる方にお役に立てればとスタッフ一同考えております。トラックへのデザイン作成やプリントをご検討されるなら、是非コフジ物流のKFJプリントにご相談ください。最適なご提案をいたします。


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